Chastity
CD音源用のYou Tubeアップしました!
チャスティティ。
純潔、貞節、性的禁欲などの意味を持ちます。
この曲が誕生したきっかけは、うわ…私の曲、長すぎ…?でした。
セカンドミニアルバム、サードミニアルバムは全て私の作詞作曲ですが、(ファーストミニアルバムは見世物少女とフローラが私の作詞作曲)
作曲に関して色々とこだわっていたら、いつも長尺の曲が出来上がってしまうことが悩みでした。
Love melodyは5分50秒あるので大方6分。
(まぁ…ラジオのエンディングテーマでもあるLove melodyが長尺だったからこそ番組が作りやすかったので、『恋をするなら〜HappyFridayNight〜』に関しては意図的に5分以上にしましたが…)
黄昏観覧車に関しても本来はAメロを2回繰り返すつもりでしたが、あまりに長くなってしまったためにAメロを一回にしたくらいです。(詳しくは黄昏観覧車のライナーノーツをご覧ください)
長い曲には長い曲の魅力がありますが、ちょっと長すぎなのかな…と思っていました。
そんなある日、TikTokやAmazon musicのアプリを入れ、最新曲も聴くようになった私。
NiziUを聞いている時、あることに気づきます。
曲の尺がめっちゃ短い!
NiziUと言えば、プロデューサーはTWICEを産み出したJ.Y. Parkさん。
楽曲もJ.Y. Parkさんが作っています。
NiziUのStep and a stepは3分21秒。
短尺なため、日本の音楽番組に出演した際はフルコーラス披露が多かったです。
しかし、短尺とは思えないくらいの作り込みのため、私は3分台の曲という印象を持っていませんでした。
それから他のk-popを注意して聴いてみることにしました。
IZ*ONEのLa Vie en Roseは3分39秒。
TWICEのFeel Specialは3分29秒。
もちろん例外はありますが、大体これくらいの尺です。
(最近だともっと短くなったため、3分台の曲はk-popでは長尺になるそうです。短くなった理由は色々とあるそうなので、それは各々調べて頂ければ…!)
それなのに、どういう訳か3分半の曲とは思えない満足感がありました。
なぜ満足感があるのだろう?
k-popはラップパートがあります。
2番のAメロに組み込むことが多い印象です。それにより、1番に組み込んだAメロがありません。
Bメロで通常のメロディに戻りサビ。
それからダンスブレイクがあり、Cメロが入って最後のサビは怒涛の盛り上がり。
短い尺でも様々な要素を盛り込んだ構成だからこそ、満足感があるのだろうか?
そんな風に考えました。
じゃあ、私もやってみたーい!!
と、すぐにミーハー心がくすぐられ、作曲に取り掛かりましたが…。
なんせ、作曲に関してはフィーリング!な私です。
思いつきばかりで作ってきたため、こんな構成で作ったことなんてありません。
頭がこんがらがりながら、自分が今どこを作曲しているのかさっぱりわからなくなり、もうーいやだぁー!と何度も心折れながら作りました😂
ただ、ラップも盛り込めたし、cメロも入ったし、大サビで転調して、サビのメロディを変えられたし。
なにより曲の尺が3分50秒!
自分が憧れていた要素をたっぷり盛り込み、メロディを完成させることが出来ました。
それから作詞ですが、テーマは前述の通り純潔にしました。
ずっと純潔を守ってきた。
Chastity lineを超えることなんて絶対にない。はずだった。
それなのに、もう守れない。保てない。
鏡に映る私は誰。まさかこれこそ真の私?
そんな感じの歌詞にしました。
そして、ラップへの挑戦!
でも本当に難しかった…!
ラップ部分の作詞も難しかったですが、やっぱり何よりどうやって表現するかが大変でした。
k-popのラップももちろん聴きましたが、ヒプノシスマイクの時の木村昴さんのラップをめちゃくちゃ聴いてラップとはなんたるかを考えました。
何度も練習して、かっこよく突き詰めて行きましたのでその辺もぜひご注目ください。
この曲、k-popが制作のきっかけではありますが、音作りはk-popではなくシティポップです。
シティポップブームはk-pop界にも若干見られたので、自分のコンセプトを貫いて先生にアレンジをお願いいたしました。
とってもかっこよく、新チャレンジに溢れたChastity。
キョウキヲネラエ…。
さあ、闇へ進めよ。
(ブログ2023.8.4より転載)